続・すみっこの記

富山生まれ下請けIT育ちのフリーライターが布団の中からお送りします

電子書籍に手がでない理由

私はAndroidスマートフォンを使っています。通勤時の電車の中や仕事合間の休憩時間中には、ひたすらこのスマートフォン(HTC Desire HD)を触っています。
スマートフォンを持っていると、電子書籍というものにも興味がわいてきます。

電子書籍のメリットについては以下の2点が思いつきます。

  1. スマートフォンで読めるので、満員電車の中やお風呂でも読みやすい
  2. データなので読み終わっても物理的な収納場所・処分方法に困らない

そもそも私が車内で本を読まずにスマホを触っているのは、本を取り出す余裕すらないほど車内が混み合っていることが多いからです。私の使っている機種は4.3インチと比較的大柄なのですが、文庫本を開くよりよっぽどコンパクトですし、なによりページをめくる動作が必要ありません。
また手狭なアパートに住まう身としては、読み終わった後の本の扱いに困ります。本棚の収納量には限界がありますから、いずれ処分する必要が出てきます。読み返すつもりがない本であればなおさら。データ形式であれば保管も処分も簡単です。

上で挙げたようなメリットがあることをわかっていながら、まだ電子書籍の購入には踏み切れていません。どうしてなのか、理由を3点考えてみました。

電子書籍は本屋さんでは買えない

別の記事(通いたくなる本屋さんの条件 - すみっこの記)でも触れたことがある通り、私は本屋さんが好きです。
出版社やジャンルを問わず本を並べて買えるようにしてくれる本屋さん。私たちが本屋さんで本を買うときは、棚から気に入った本を抜き出して、レジでお金を払えばいいのです。とってもシンプルでわかりやすいですね。
しかし、出版社もジャンルも縦断してお手軽に電子書籍を買えるお店(この場合はAmazonのようなサイトになるのでしょうか)はまだないようです。そもそも、電子書籍データ形式や料金体制が統一されていない現状では難しいのでしょうね……。

電子書籍が紙の本に比べて安いというわけではない

電子書籍はデータです。物理的に手にとることができない存在です。それでも電子書籍は紙の本とほとんど値段が変わらないんですよね。
権利や法律をふまえた上でその値段であることは頭ではわかっています。ですが、電子書籍が紙の本に比べてずっと安くて、どこから購入できるのかがわかっていれば電子書籍を買うと思うんですよ。
こう考えてしまうのには新古書店の存在も関係していると思います。発行されて間もない本でも、ブックオフなどの新古書店ではかなり安価に販売されていることがあります。

そもそもデザインや装丁が重要な本は電子書籍では買わない

化粧品ブランドやアパレルブランドのムック、箔押しや印刷技法にこだわった単行本など、世の中には装丁が重要な役割を果たしている書籍が存在します。そういう本はそもそもデータでは買わないですよね。
私は表紙買いをする癖があり、またページのレイアウトが凝っている本はそれだけで面白く感じてしまうところがあります。こればかりは実際に手に取れる紙媒体でないと満たせない欲求ではないでしょうか。

入手にいたるコストと入手して得られる満足感のバランス

ここまで述べた理由をまとめると、紙の本を購入したときに私がその本に対して感じている価値は以下のようになるようです。

(物質的に手に入れることができる + 特別な装丁に対する満足感) - (収納場所に困る + 処分に困る)

逆に、電子書籍を買うことに対して私がイメージする価値は次のようになっているんだと思います。

携帯性に優れている - (読みたい本を選び難い + 物理的に手に入るわけではない)

「特別な装丁に対する満足感」は脇においておくとしても、この中の「読みたい本を選び難い」というデメリットが自分の中ではかなり大きいようです。

 

少なくとも縦断的に電子書籍を探し出せる場が出現するまでは、まだまだ紙媒体で読もうとするんだろうなぁと思います。

それでは、また。

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