続・すみっこの記

富山生まれ下請けIT育ちのフリーライターが布団の中からお送りします

大型書店って逆に利用しにくい気がする

3月末日をもって閉店するジュンク堂新宿店に行ってきました。

閉店する「ジュンク堂」書店員の最後の本気 - NAVER まとめ

各担当者の皆さんの推しメンならぬ「推し本」を並べた特集コーナーには隙間が目立ち「本当に閉店しちゃうんだ……」と実感しました。
かつて私が東京で就職活動を行っていた頃、高速バスの発着地だったこともあって新宿を拠点にしていたのですが、時間潰しに何度か足を運んだことを思い出します。

あれから○年か……と感慨に耽りつつもふと思ったのが、「大型書店って逆に利用しにくくない?」ということでした。

本屋に足を運ぶ理由

以前別の記事で、私自身はどうやら

  • 大型店舗には欲しい1冊が確実に探し出せること
  • 中小規模店舗にはより面白い本が見つかること

を求めているようだ、ということを書きました。

通いたくなる本屋さんの条件 - すみっこの記

私個人についていうと、本屋さんに足を運ぶ理由は大きく分けて三つくらいになります。

  1. 特定の1冊が欲しい
  2. 特定のジャンルの中から適当な1冊が欲しい
  3. 何でもいいから適当な1冊が欲しい

「特定の1冊が欲しい」というのは、ネットで興味を持ったり、好きな作家さんの新刊だったりして「この○○って本が欲しい」というふうに、目的がものすごくはっきりしている場合です。

例:本田直之著『ノマドライフ』を読みたい

「特定のジャンルの中から適当な1冊が欲しい」というのはそれよりももう少し曖昧です。読みたい本のジャンルは決まっている。でもどんな本があるのかは知らない、という場合。

例:ライフスタイルに関するビジネス書を読みたい

「何でもいいから適当な1冊が欲しい」はさらに曖昧です。電車の中で何か本が読みたい、何か面白そうな本はないかなぁ、という場合です。

例:電車の中で本を読みたい(ビジネス書か漫画か文庫本あたりで)

大型店舗ゆえの欠点

上であげた本屋に足を運ぶ三つの理由のうち、「特定の1冊が欲しい」という欲求に大型店舗はとても誠実に応えてくれます。商品数も多く、商品検索サービスだって用意されている。

しかし「特定のジャンルの中から適当な1冊が欲しい」となると、ちょっと問題が生じます。店舗が広すぎて目的のジャンルがどこにあるのか分かりません。目的とするジャンルがニッチだったり、どこのジャンルなのか微妙(ビジネス書なのかエッセイなのか?など)だったりするときにはなおさらです。本1冊買うのにフロアマップ片手に右往左往するのはちょっと疲れてしまいます。

さらに「何でもいいから適当な1冊が欲しい」となると、店舗の広さや商品数の豊かさはますますアダとなります。例えば今回足を運んだジュンク堂新宿店は、三越アルコットのまるまる3フロアを占めています。ビジネス書は6階、文庫本や新書は7階、実用書や漫画は8階と分かれています。
正直仕事帰りにちょっと寄ってうろうろできるかというと、私にはできません。だって疲れるんだもの……。

ジュンク堂新宿店について

私がジュンク堂新宿店に初めて足を踏み入れたとき、「図書館みたいだな!」とわくわくした記憶があります。背の高い本棚が等間隔に並べられたそのお店は、実際ちょっとした図書館くらい商品数が充実していました。ちょうど暇を持て余していたときに、時間をかけて見て回るにはもってこいのお店だったのです。
でも本屋は本屋であって、図書館じゃないんですよね。
背の高い本棚は店内を見渡しにくくするし、フロアが分かれていると「ビジネス書のコーナーにはなかったけど実用書のコーナーにあるかも」という気持ちから、「どの棚か分からないからもういいや……」という気分になってしまうこともしばしばです。(ジュンク堂さんだけでなく、どの大型店にも言えることですね。)

それでも欲しい1冊が確実においてある本屋さんだったことは確かです。
面白いお店でした。楽しい時間をありがとうございました。

 

それでは、また。

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