続・すみっこの記

富山生まれ下請けIT育ちのフリーライターが布団の中からお送りします

春の嵐への対応からその会社の基本姿勢を考える

4月3日は国内の広い範囲で春の嵐が吹き荒れました。昨年の大規模台風に匹敵する暴風雨となることは数日前から予報されており、都内では帰宅ラッシュと暴風雨のピークが重なるとあって、朝から交通網の混乱が予見されていました。いわば予見することができる自然災害です。
この「起きるとあらかじめ分かっている自然災害」に対して、対処を講じた企業も多かっただろうと思います。午後になって会社から早めの退社をすすめられた人たちが、普段絶対に混まない昼間の電車につめかけていたようですね。

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各社のありがちな対応

ここで、各社が行ったであろう対応を想像してみます。

  • ○時終業とし、それ以降はすぐに退社するよう社員に要求する
  • 社員各自の判断によって、早めの退社を許可する
  • 社員各自が判断し、上長との相談のうえ早めの退社を許可する
  • 特に何もしない

○時終業とし、それ以降はすぐに退社するよう社員に要求する

これは「今日は○時まででいいから早く帰りなさい」というケースですね。「それ以降残った場合、帰り道で何があっても責任は持ちません」という意味を暗に含んでいるようにも思いますが、社員の身を第一に考えている会社という感じがしますね。

社員各自の判断によって、早めの退社を許可する

「早めに帰っても会社は責めませんよ」というケースです。「納期が間に合わなかったら自分で責任を負ってね」という意味を含んでいるのが感じられる表現ですね。もし帰れなくなっても「あなたの判断ミスですよ」ということですから、責任を社員個人に丸投げしている感じがします。

社員各自が判断し、上長との相談のうえ早めの退社を許可する

「早めに帰っても会社は責めませんよ。でもグループ内での空気は……わかっていますよね?」というケースです。前のケースとは少し異なり、この場合責任は上長に丸投げされています。上長の人柄やグループの雰囲気によって帰りやすいかどうかがかなり左右されそうです。

特に何もしない

「ただの暴風雨でしょう。ちゃんと仕事して下さいね」というケース。いやまあ仰る通りですけども。

予見できない自然災害時の対応が見えてくる?

今回業種・業界・社風によって様々な対応があったかと思いますが、今回の対応からは「予見できない自然災害発生時の会社の姿勢」が見えてくるのでは?と感じます。
今回社員の身の安全を真っ先に考えた会社は、予見しない災害が起こったときでも同じように社員の身を真っ先に案じるでしょうし、社員に判断を委ねた会社はボトムアップでの対応を求めるでしょう。

これを読んだあなたの職場はどうでしたか?

自然災害の中でも頑張る人たちに感謝します

交通機関はもちろん、飲食店などのサービス業では今回上であげたような対応が行われないのが普通だと思います。交通機関に勤める方々は最善を尽くすべく奮闘されたでしょうし、飲食店にお勤めの方々は「飲んで運行再開を待とう」と考えてずぶ濡れで押し寄せる客を、笑顔でもてなしてくれたことでしょう。

皆様お疲れ様でした。街の安全と安心は皆さんの存在あってのものです。

 

自分の職場の、特に上の人たちの思想についてあらためて考える機会となった春の嵐でした。

それでは、また。

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