続・すみっこの記

富山生まれ下請けIT育ちのフリーライターが布団の中からお送りします

ブログをやる動機ってなんだろう?

「アシタノワークショップ」に参加した際、ワークショップ後半のワールドカフェで「ブログを(ほぼ)毎日更新している」というと、「ブログをやるモチベーションって何?」という質問を何度か受けました。その場では舞い上がっていてぱっと思いついたことを答えたのですが、冷静になった頭で改めて考えてみました。

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ブログを書いている理由

ブログをはじめた理由

私がブログをはじめた理由は、大きく分けてふたつあります。

ひとつは文章の練習です。自分の考えたことを、人に伝わる文章で書き残すこと。これについては、このブログの最初の記事に自分への備忘録も兼ねて書き残してあります。
いまブログをはじめる理由 - すみっこの記

もうひとつは会社員と趣味人、そのどちらでもない人格に口を与えることです。これは誰にもいえることだと思いますが、私には会社の人に向ける顔や趣味を通して知り合った友人たちに向ける顔、家族に向ける顔、古くからの友人に向ける顔など、いくつかの顔、あるいは人格があります。
しかし、そのどれにも当てはまらない顔もあるのが現実です。その顔に口を与えてやりたい、喋らせてやりたいという欲求も、ブログをはじめる動機となりました。

以上は私の場合ですが、人によっては「有名になりたい」という理由でブログを書き始めるかもしれませんし、自身が持っている素晴らしい思想や知識を「他の人にも広めたい」と思って書き始めるかもしれません。その辺りの理由はブログの数だけあるのではないでしょうか。

ブログを続けている理由

一方、私がブログを続けている理由も大きく分けてふたつあります。

ひとつは自分の中から湧き続ける雑念を文章にし、記事として解放・蓄積するフローがちゃんと自分の利益になっているということです。ブログを書くというプロセスの中で、ただの雑念のまま消え失せるはずだったものが「感想」「考察」として自分の肉となったり、読み返すことのできる「記録」となったりすることは、私にとって大きな利益です。もちろん、継続して文章の練習ができるということも利益に含まれます。
「ブログを書くことが自分のためになっている」という実感は、他に代え難い動機となっています。

もうひとつは読んでもらえているという感覚が、PVやTwitterのRTを通して伝わってくることです。私が書いている内容は、実際のところ私の手元のノートの中で完結してしまってもいいような話題ばかりです。しかし、誰かが実際に目を通してくれる(かもしれない)という実感は私を喜ばせてくれています。
最近では、読んだ本の感想についての記事を著者の方に拡散してもらえるという嬉しいこともありました。一時「SNSの出現によってブログは消えていく運命にある」という意見を聞いた時期もありましたが、とんでもない。Twitterとブログの役割はそれぞれ違うはずですから、相乗効果を発揮することもできるはずです。

ブログを書かない・書かなくなる理由

冒頭で触れたワークショップ内では、「ブログに書くことが思いつかない」「ブログを続けることができない」という声が聞かれました。

書きたい人は書けばいい

まず「ブログに書くことが思いつかない」ということですが、そういう人は「ブログを書くことを必要としていない」のではないかと思いました。食べたいわけでもない、食べなくても困らない食べ物を「他の人が食べているから」という理由で食べる必要はないと思います。
また、よく聞く「ブログを書かない理由」として「文章力がない」というものがありますが、もしブログを書きたいと思うなら、文章力がある・ないなどと気にすることは不要だと思います。誰も彼もが流麗な文章を書ける必要はないのです。ただ(未来の自分も含めた)読む人に伝わりさえすればそれでいいのではないでしょうか。そして、文章力は書き続けることで自然と磨かれていくはずです。

続けるには続けられる環境が必要

「ブログを続けることができない」というのは、途中でモチベーションが下がってしまったり、忙しい日々の中でブログを更新し続けることができなくなってしまったりするということなのだと思います。
もし更新のモチベーションの低下が「ブログを書くことが自分にとって必要でなくなった」ということなら、そこで手をとめてしまってもいい気がします。年を経るにつれて服や食べ物の好みが変わっていくように、時と立場によって必要なものは変わってきます。ブログを書くことが自分にとって必要でなくなったのなら、やめることに気兼ねする必要はないはずです。
一方、「ブログを書きたい気持ちはあるが、続けられない」というのであれば、続けられるような環境を整えることが必要だと思います。無理をしてブログを更新しているのでは、いずれブログを書けなくなってしまうのも頷けます。そうならないように、ブログを書くことが自然になる環境を整えてしまうといいのではないでしょうか。

ブログ更新の「ルール」

「環境の整備」というと「ルールをつくること」が思いつきます。たとえば私は以下のようなルールを設けて、ブログを更新しやすいようにしています。

  • 内容
    • 誰かに読んでもらう必要はない(読んでもらえたら喜ぼう)
    • 誰かの共感を得る必要はない(共感を得られたら喜ぼう)
    • 誰かの役に立つ必要はない(役に立ったら喜ぼう)
    • 高尚である必要はない
  • 書き方
    • 無理に長く書こうとしない
    • 読みやすい、人に伝わる文章を心がける
  • 更新ペース
    • 更新は1日1本まで
    • 書きたいときはいくらでも書いて下書き保存しておけばいい
    • 毎日書かなくても、余裕がない日は下書き保存した記事を公開すればいい
    • 忙しかったり、体調が悪いときには更新しなくていい

どんなルールを設けるべきかは、その人がどんなブログを書いているかにもよるでしょう。たとえば、読み応えのある記事を目指す人は多少更新頻度を落としてでも記事1本1本のクオリティを高めるべきですし、多くの人の目に留まる記事を書きたい人は、より公共性の高い内容にし、拡散する努力をするべきでしょう。

ブログ更新の「型」

もうひとつブログの更新に関して、決まりきった「型」を作るのも有益だと思います。私は次のようなフローを固めることで、ブログ更新が生活の一部になってきたと実感するようになりました。

  1. Checkpoc(Androidアプリ)で作った「雑念」リストに思いついたことをメモする
  2. 雑念の内容を箇条書きにする
  3. 記事を書く

場合によっては雑念についてマインドマップを書いて考えを深めることもありますが、ほとんどの記事はこのフローで書いています。このフローについては以前別の記事にも残してあります。
ブログ記事ができるまで - すみっこの記

「ルール」と「型」を組み合わせることで、ずいぶんブログ更新をしやすい環境ができあがらないでしょうか?

 

自分にしては長々と書いた気がしますが、ブログを書くのに一番重要なのは、書いていて自分が楽しいかどうかということだと思います。少なくとも私はブログを書くのが楽しいです。

それでは、また。

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