続・すみっこの記

富山生まれ下請けIT育ちのフリーライターが布団の中からお送りします

「アウトレイジ」を観ました

観る映画は大体銃弾が飛び交っているゆのきです。

「全員悪人」というコピーに惹かれ、かねがね観たいと思っていた北野武監督「アウトレイジ」を観ました。ヤクザ同士の抗争を描いており、撃つわ切るわ刺すわ殴るわ削るわ、最後まで生々しい暴力描写が続く作品でした。

ヤクザの組織構造を理解する

序盤ではまずヤクザの組織構造と力関係、それぞれの構成員の所属先を理解するのが大変でした。
作中には「山王会」「池元組」「大友組」「村瀬組」という組が登場します。
北野武演じる「大友」は大友組の組長であり、大友組は池元組の傘下にあたります。池元組は山王会の傘下にあり、山王会に属していない村瀬組と与しています。村瀬組は山王会の傘下に入ることを目的にしています。
各組織の利害や目的を知るには、まずはそれぞれの組の立場を理解する必要があります。

キャラクターの目的を推察する

この映画では組織同士の関係だけでなく、個々のキャラクターの人間関係も複雑なものになっています。各組に属するキャラクターそれぞれに思惑があり、それらが複雑に絡み合って物語を描き出しているのです。
対内的・対外的な裏切りも相次ぎました。特に、よく喋るキャラクターの言っていることは全て嘘だと思ってかかったほうがいいくらいです。誰が誰を信じているのか?誰が誰を裏切ろうとしているのか?中盤くらいまではそういうことを各人の演技から読み取ろうとしていましたが、もう「全員悪人」なのは分かりきっているので、途中から考えるのを諦め、素直に「うわー」「ぎゃー」「やられたー」と楽しむことにしました。

生々しい暴力表現が続く

この映画の見所(?)とも言えるのが、様々な「人の傷つけ方」「人の殺し方」の表現です。方法といいシチュエーションといい、よくもまあここまで人を痛めつける方法を思いついたな……と感心したくらいです。
生々しく、身近に感じられる描写が多く、私は軽く5回は画面から顔を背けました。
やめて下さい死んでしまいます……あ、死んだ……

 

個人的には椎名桔平演じる「水野」がとても印象的でした。椎名桔平があんなに楽しそうにしているのを見たことがありません。彼が生き生きと他人に暴力を振るい、恫喝し、しかし大友に誠意をもって尽くす様子は、裏切りまみれの作中では清涼剤のようでした。

現在、「アウトレイジ」の続編として「アウトレイジ ビヨンド」の公開が予定されているそうです。
観てみたい気もするし、観たくない気もします。だって本当に痛々しかったんですよ……!

それでは、また。

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