続・すみっこの記

富山生まれ下請けIT育ちのフリーライターが布団の中からお送りします

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読みました

「みんなが読んでいるから」シリーズです。

アービンジャー・インスティチュート『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読みました。

ハウツー本ではない

この本は「『箱』とはこういうことだ」「『箱』から出るには、ああやって、こうやって、そうやればいいんだ」ということを順番に示してくれる「ハウツー本」ではありませんでした。どちらかといえば、講義の録画を見ているのに近いかもしれません。読者は大企業に転職したばかりの主人公とともにその上司や経営陣の面々からレクチャーを受け、「箱」について理解を深めるという物語形式になっています。

「箱に入っている」とは

この本でいう「箱に入っている」とは、自己欺瞞の中に自分の身を置いている状態をさします。人間は他人を「自分と同じ人間」として見ていると、「この人に○○をしてあげるべきだ」と感じる瞬間があります。そしてその感情に背いた、つまり自分自身を裏切った瞬間から、己の不誠実さを正当化しようとしてしまうのです。

自己正当化は自身の過大評価と、他者の過小評価を招きます。また、自身の正当性を守るために他者に正しくない・望ましくない行動をさせるような振る舞いをするようになります。そして、自己正当化に一所懸命になるあまり、人は本来目指すべきであったものを見失ってしまいます。

己の中の誠意に背いたばかりに、視野が狭く、思考も内向的になっていくのです。

「箱」から出るには

一度入った箱から出るには自己欺瞞の呪縛から逃れる必要があります。自身の行動を省み、他者への尊重の気持ちと誠意を思い出すのです。本の中では「箱から出るのにこれといった方法はない」というようなことが書かれています。自省したとき、人は既に箱から出ているのです。

私は自分を正当化するのに必死になっていないだろうか?

この本を読んでいる間、偶然にも自分の仕事に対するモチベーションの低さについて考えていました。この本を読んでいるために、人間関係に関することについてはよくよく考えざるを得ませんでした。私は仕事のモチベーションが低い原因に人間関係を挙げようとしているけれど、本当にそうなのだろうか?悪いのは実は自分の、他者へのアプローチの仕方なのでは?

これからは不調の原因に「人間関係」を挙げるとき、自分が箱に入っていないか考えるように気をつけたいと思います。

それでは、また。

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