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続・すみっこの記

富山生まれ下請けIT育ちのフリーライターが布団の中からお送りします

『LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。』を読みました

少子高齢化によって年金問題がどんどん深刻化しています。消費税の増税へと舵を切るこの国には、明らかに「転機」が訪れています。

LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。

LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。

本田直之LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。』では、「転機」をむかえている社会で「自由に」「幸せに」生きる方法を、幸福指数の高い北欧に住む人々の言葉を通して探り、著者が実践しているノマドライフと合わせて説いています。

5つの問い

本書の「はじめに」では、「幸せになるために今しなければならないこと」として、以下の5つの問いを挙げています。

自由に生きるための「新しい幸せ」10の条件とは何か。
日本はこれだけ豊かなのに、なぜ幸福度ランキングが低いのか。
自由に生きるために、変えなければならないことは何か。
自由に生きるために、捨てなければいけないものは何か。
新しいライフスタイルを求めて、何をするべきか。

これら5つの問いへの著者なりの答えが本書を通して説明されています。

従来の価値観と常識を疑うとき

本書の特徴的なところは、日本社会の従来の「価値観」「常識」と、北欧での「価値観」「常識」を比較しながら話を進めている点です。

従来の日本社会において、働く上では企業の規模や企業内部でのポジション、賃金の向上や会社からの手当てや福利厚生などが重んじられてきたといいます。生活の上では物質的な豊かさが求められ、周囲の人々と比較して自分がより豊かかどうか、という比較が行われてきました。

日本人が豊かなのに幸福でない理由はこの「価値観」と「常識」にあり、自由に生きるために変えるべきなのもこの「価値観」と「常識」なのです。

新しい価値観と自分軸の形成

本書ではバブル期・氷河期の人々と比較し、現代を生きるスタイルとして「草食系男子」を好意的に捉えています。物質的な豊かさにこだわらず、本当に自分の欲しいものだけを身の周りに置こうとする「今どき」の人々。そこには新しい価値観と「自分軸」とも呼べるものが形成されつつあります。

これからは、働く上では賃金の向上や福利厚生よりも「時間」や「自分の成長」が重んじられるようになるといいます。どんな一流企業にも倒産の可能性がある昨今、生涯ひとつの企業に勤め、その中でしか通用しないポジションを得るよりも、(ひょっとしたらフリーランスとして)自分自身のスキルの向上や、自分ブランドの確立を目指した方がいいということです。

また、生活していく上でも、持ち物を厳選し、「やらないこと」を意識することで、シンプルでフットワークのきく生活が望ましいといいます。周囲の目を気にして生活レベルを無理に上げようとするのをやめ、自分にとって本当に望ましい暮らしをするのがベストだということです。

ノマドワークとデュアルライフ

本書では、自由な生き方の実現例として「ノマドワーキング」と「デュアルライフ」を挙げています。

「副業を持つ」のではなく、「複業化」する。自分にあった場所やスタイルで働くことにより、クリエイティビティの向上を図る。あるいは、遠く離れた場所に複数の拠点を持ち、そこを転々としながら働き、趣味を楽しむ。

そこにも「自分はどこで、どのようなスタイルで、働きたいのか・暮らしたいのか」という自分軸があります。

 

私は新卒で入社した会社に今も属していますが、「従来の価値観が通用しなくなる」ということは入社してからずっと肌で感じてきたことでした。幸いにも、ある仕事を通して「自由な働き方」の一端を覗くことができ、いつかそこに至りたいと感じています。

それでは、また。

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