続・すみっこの記

富山生まれ下請けIT育ちのフリーライターが布団の中からお送りします

「酒飲み」という業(カルマ)と行きたくない飲み会に行く意義

法事の後に家族でサマーウォーズを見た後、飲み過ぎてトイレと仲良くする羽目になったゆのきです。あれや、赤ワインがあかんねん、人生でひどい酔い方したときの大半は赤ワインを入れすぎたときやねん。

それでも飲むのをやめられない「酒飲み」という生き物

そもそも酒というものには、「美味い」以外に飲むメリットがない気がします。むしろデメリットのほうが多く思いつくくらいです。

  • 呑んでいる間にうっかり余計なことをしでかす。
  • 呑んでいる間にうっかり言わなくていいことを言ってしまう。
  • 呑んだ後は思考を伴う作業の精度が落ちる。
  • 呑んだ後はそもそもそんな作業やる気が起きない。
  • うっかり呑みすぎる。
  • うっかり呑みすぎて二日酔いになる。
  • うっかり呑みすぎて二日酔いが2日間続く。

それでも私たち酒飲みは……飲むことを強いられているんだッ!これを「業(カルマ)」と呼ばずして何と呼びましょう。サン・テグジュペリの『星の王子様』の中にこんな会話があります。

「なぜ、酒なんか飲むの」
「忘れたいからさ」
「忘れるって、何をさ」
「はずかしいのを忘れるんだよ」
「はずかしいって、何が?」
「酒を飲むのがはずかしいんだよ」

好きな飲み会、嫌いな飲み会

酒飲みにも好きな飲み会、嫌いな飲み会はあります。私が好きな飲み会は次のような条件が揃っている飲み会です。

  • 自分が飲みたい気分であること。
  • 他の面子が飲むつもりでいること。
  • 一緒に飲むのが飲める面子であること。
  • 一緒に飲むのが語れる面子であること。

やはり自分と相手に「飲みたい」という意思があるのは重視すべきファクターですし、飲むからには飲める相手と盃を酌み交わしたいものです。あるいは、飲んでいる私に冷めた目を向けることなく共に熱く語ってくれるならば、酒を飲めない相手でもいいのです。

好きでない飲み会とは、延々と無駄に長引き、相手にいちいち気を使わねばならず、酒もそれほど美味しくない飲み会です。こういう飲み会に限って「どうしても出ねばならない」状況に陥りがちです。会社での飲み会などはこういう状況になりやすいのではないでしょうか。

馬鹿の会

私は大学時代、自分の好きなときに、好きな面子と、好きな酒を飲むために、研究室内で「馬鹿の会」というものを結成していたことがあります。「馬鹿の会」には確固たるルールがありました。それは

  • メンバーの誰かが「飲みたい」と言った時、主要メンバーはバイト・講義・サークル・重要なデートでない限り駆けつけること
  • メンバーは各自つまみと酒を持ち寄ること
  • 無駄に長い飲み会はせず、短時間集中して飲み、語ること

というものでした。馬鹿です。馬鹿以外の何ものでもありません。主に国際政治や国際経済を卒論のテーマに据えていた馬鹿たちが、研究の話と恋バナとサークルの愚痴とその他諸々を一緒くたにして語り、酒をバカスカ飲んでいたのです。他にも研究室内に「馬鹿の会」基金を設立し、主要メンバーが積極的にお金を積み立て、研究室の飲み会の買い物のついでに杏露酒の一升瓶を買ったりしていました。

永昌源 杏露酒(しんるうちゅう/あんず) 1.8L 1本

永昌源 杏露酒(しんるうちゅう/あんず) 1.8L 1本

思えば良い時代でした。

やっぱり飲み会に行く理由はある

それでもやっぱり、「あー嫌だなー面倒だなー」と思いながらも、好きではない飲み会に顔を出すことがあります。行きたくない飲み会というのは本当に行くのが億劫になるものです。毎晩、毎朝積み立ててきた習慣が崩れるし、うっかり飲みすぎれば翌日以降の体調にも響くし。

そんなだるーい身体を引きずってでも飲みに行くときは、飲み会に参加するメリットをできるだけ享受しようと考えています。行きたくなーい飲み会には仲のいい人もいれば、そうでもない人もいます。

仲のいい人とはその人の近況と、本音を語り合います。社会人になって思い知ったのは、私の本音を知っていてくれている人はものすごく少なくなるということでした。私がふいに姿を消しても、緑のラインの電車に飛び込んでも、普段話をする相手がいなければその行き先や理由は誰にも分からなくなってしまうのです。これは相手にとっても同じことです。ある意味、ひとり暮らしの処世術といえるのかもしれません。

あまり仲がいいわけではない人と話すときには、相手の立場を把握し、自分を売り込みます。その人がどこでどんなことをしているのか、その場所で何が求められているのかを聞き出し、もしそれが自分の得意分野や興味とマッチするのであればそれをアピールするのです。そうでなくとも、得意分野と興味をアピールしておくことは後々有利に働くことがあります。ブログで「ブログで企画するときは是非バナー作らせてくれ!」と表明するのと同じことです。現に私はそれで仕事をもらったことがあります。

さらにさらに、日本の飲み会というやつは「ビールをついでまわる」という厄介なシステムがあります。これを利用すれば、普段喋らない人と喋ることも、今度携わりたいプロジェクトのリーダーに自分を売り込みに行くことも可能です。

だからめんどーい飲み会にも顔を出すのです。

 

ところで間に入れた天井へと届く謎の箱のタワーはクリアアサヒの24本入りダンボール(空き缶入り)を積み上げたものです。「馬鹿の会」も大概馬鹿ですが、うちの実家も阿呆です。途中のワインボトルの溢れた木箱も同様です。実家は全員懲りないタイプの酒飲みです。

半年で一気に痩せたせいか、最近胃がかなり小さくなったように感じます。食べる量も飲む量も減ったので、消化器系が弱っている気もします。酔い潰れないように赤ワインには気をつけたいところです。

それでは、また。

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