人生で重要なことはドラゴンクエストが教えてくれた。ドラクエから教わった9つのこと
絶賛ドラゴンクエスト10廃人と化しているゆのきです。オンラインモードで8時間プレイした翌日寝込んだり、オフラインモードをクリアするために2日連続でリハビリをサボったりしたくらいです。誰かちょっとWiiのACアダプター引っこ抜いてどこかに隠してください。
ドラゴンクエストシリーズは1から10まで一通り手をつけているのですが(モンスターズ等の外伝系は除く)、思い返すと人生で重要なことはドラゴンクエストから教わったなぁ、と感じます。今回は私がドラクエから教わった「人生で重要な9つのこと」についてお話ししたいと思います。
- 地図上の奇妙な空間には何かがあると思え
- 間違った道の先には宝箱がある
- 使い惜しみしたアイテムは最後まで使わない
- 人生にはどうしても逃げられない局面がある
- 補助系魔法を使いこなせ
- はぐれメタルはそうそう簡単には倒せない
- ザオリクを唱えられる奴が真っ先に死ぬ
- 全ての人を救うことはできない
- 世の中理不尽な人のほうが多い
フィールド・ダンジョン編
地図上の奇妙な空間には何かがあると思え
ドラゴンクエストシリーズには大抵「世界地図」が存在します。最近の作品は3D化したことで、ダンジョンやフィールドの地図も表示されるようになってきました。
地図を広げ、眺めてみると奇妙な空間があることに気づきます。森の中の砂地、山に囲まれた湖、大陸に囲まれた内海、洞窟内マップの細い脇道、etc…。そういった「奇妙な空間」には大抵何か(建物や宝箱)があり、そしてそれらは物語を解くカギであることが多いのです。つまりはこういうことですね。
人のなしたことには絶対に意図があると思え。

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間違った道の先には宝箱がある
ドラゴンクエストシリーズといえば次の町へ到着→ダンジョン攻略→次の町へ移動……という進め方が定番です。そして、ダンジョン攻略時正しい道を選んでしまった際に「しまった!!」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。
そう、間違った道の先には宝箱が置いてあることが多いのです。前項とも関連しますが、意味の無い袋小路はほとんどありません(宝箱がない袋小路にだって、私たちを全滅に近づけるというれっきとした意図があるはずです)。つまりはこういうことですね。
間違いの先にこそ重要なものが眠っている。

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戦闘編
使い惜しみしたアイテムは最後まで使わない
これはドラゴンクエストシリーズに限らず、RPG全般に言えることなのですが、貴重なアイテムは大抵使うのを惜しんでしまいますよね。そしてラスボスどころか、裏シナリオのボスを倒してもまだ使い切らなかった……という経験を多くの人がしているのではないでしょうか。「まほうのせいすい」や「エルフののみぐすり」なんて使い切ったことありますか?
こういうアイテムはとっておいてもどうせ使いません。使いたいと思ったときが使い時です。つまりはこういうことですね。
使えるものは出し惜しみせず、使うべき局面を見誤るな。

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補助系魔法を使いこなせ
私は実に大学生になるまで、フバーハ(火炎・吹雪攻撃に強くなる呪文)やバイキルト(攻撃力が倍になる呪文)の意義を理解せずにドラゴンクエストシリーズをプレイしていました。今では何と愚かしいことか!と思わずにはいられません。
フバーハを唱えるだけで一体何ターン分のベホマラーが不要になったことか!バイキルトを唱えるだけで、一体何ターン分のザオリクが不要になったことか!より楽にゲームを進めたいならば、ただただ殴り続けるよりも、補助系魔法を使いこなすべきです。つまりはこういうことですね。
使ったほうが楽になるものは、特性を理解してちゃんと利用すべき。

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はぐれメタルはそうそう簡単には倒せない
物語が佳境に差し掛かってくると誰もが始めるであろう「メタル狩り」。しかしはぐれメタルは逃げ足が速いってレベルではなく、メタルキングに至ってはなかなか出現しないくせにすぐ逃げ出すという仕様です。
レベル上げが目的のはずのメタル狩りのために、わざわざメタル狩り用の装備や特技(まじん斬りや雷光一閃突き)を身につけた人は多いのではないでしょうか。経験値はそうそう易々と稼げないものです。つまりはこういうことですね。
楽をして成長できると思うな。

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ザオリクを唱えられる奴が真っ先に死ぬ
ドラゴンクエスト2をプレイしていたとき、一番よく死んだのは誰でしたか?ドラゴンクエスト4の第2章をプレイしていたとき、一番よく死んだのは誰でしたか?ぶっちゃけると私はサマルトリアの王子とクリフトは棺桶の中にいるイメージが強いです。
ゲームの中に限らず現実に仕事をする場合でも、困難な局面で真っ先に倒れるのはみんなの支え役や仲介役をしている人たちです。誰かを支えたり折衝をしたりする役目はMPがごりごり削れ、自分の回復もおぼつかなくなることが多いものです。つまりはこういうことですね。
みんなに気を配ってくれる人にこそ気を配れ。

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ストーリー編
人生にはどうしても逃げられない局面がある
RPGをプレイしていると、どうしても自分が何らかの選択をし、ストーリーに大きな影響を与えざるを得ないという局面が出てきます。ビアンカとフローラ(とデボラ)、あなたは誰を選びましたか?私はデボラ一択ですけどね!!!
あっこれは読み飛ばしてもらっていいんですけどちょっと語らせてください。
私はビアンカとフローラならビアンカ派なんですけど、これは別に幼馴染だからだとか、フローラを選んだ後の展開がかわいそうだからとかじゃなくって、ビアンカを選ぶと息子の髪が金色になって可愛いきっと山奥で埋もれるように生きて死んでいくであろうところを、打算でもいいから主人公についていって、いち小市民の分際で良家の令嬢と比較されなきゃいけない場に立った彼女の勇気に女として惚れたからです。いち小市民の彼女のことですから、後に主人公の肩書きが変わったときにはものすごいプレッシャーを感じたに違いありません。ああビアンカ可愛い。
フローラもすごくいい子だと思うんですよ。あの局面で主人公がビアンカ連れてきたら怒るところでしょう、普通。主人公がビアンカを選んだ後、結婚式のお手伝いなんて死んでもしないでしょう、普通。だって顔に泥を塗られたようなものですよ?それでも嫌な顔ひとつせず主人公の勇気を称え、アンディの身体を気遣うところは本当に聖女としか言いようがないと思うんですよね。公式がリメイクやスピンオフ作品を作る度にフローラを性悪に描いていくのがすごく悔しいんですよ。そんな描写追加するくらいならビアンカの結婚式にビアンカのお父さん呼んでやれよ!!と声を大にして言いたいです。
現実でも「えっ、ちょっ、これ私が決めなきゃいけないの?!待って、心の準備が……!」みたいな状況に放り込まれることはよくあることです。その先に何が待っていたとしても、その場で決めるしかないのです。つまりはこういうことですね。
自分の決定が重大な結果を引き起こすかもしれない。腹をくくれ。

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全ての人を救うことはできない
ドラゴンクエストシリーズには理不尽な展開が多く存在します。ドラゴンクエスト2のムーンブルク然り、ドラゴンクエスト3のテドン然り、ドラゴンクエスト4の主人公の集落や第6章然り、ドラゴンクエスト5の古代遺跡や大神殿その他然り、ドラゴンクエスト6のグレイス城然り、ドラゴンクエスト7のレブレサック然り。
救いたい命は、守りたい平和は、必ずしも守れるわけではないのです。私たちができるのは、せいぜい自分の手の届く範囲の人たちを守ることだけ。つまりはこういうことですね。
自分の大事な人たちだけは、一生懸命守ろう。

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世の中理不尽な人のほうが多い
ドラゴンクエスト1はもう目を開けたら目の前に王様がいて、「竜王を倒してこい」とか言ってくるわけですが、あの主人公って何を根拠に「ロトの子孫」だと認められたんですかね?実はでっち上げのロトの子孫がいっぱいいて、死んでは次、死んでは次と新しい「ロトの子孫」がでっち上げられるだけだったりしないんですかね?だってあのゲーム、死ぬと「あなたは死にました。」って言ってくるんですよ?
話はそれましたが、実際主人公に向かって「ロトの子孫?証拠はあるのか?」と言ってくるキャラクターは作中に多く存在するわけです。勝手にロトの子孫だからって竜王討伐命じておいてそれはないでしょう。それでも、そういう理不尽な人のほうが多いのも現実の悲しいところです。つまりこういうことですね。
現実は理不尽でいっぱいだ。無理するな。

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「ゲームは悪だ」と言いたがる大人はこの時代になってなお存在しますが、いい歳した大人が必死こいて作った作品が全くいい影響を与えないかというとそうでもないと思うのです。良作は良作と認められる世の中だといいのですが。
それでは、また。
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