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続・すみっこの記

富山生まれ下請けIT育ちのフリーライターが布団の中からお送りします

富山出身東京在住者が富山で感じた3つの「ない」

先日とあるモレスキナーに会い、異業種交流会に参加するために富山に帰っていたゆのきです。

モレスキナーが見せてくれたノートや異業種交流会についてのレポートは当該記事をご覧ください。

働く男のモレスキン。富山のモレスキナーに会ってきました! #yournote - すみっこの記
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富山で働く大人の社交場「FELIZ」に参加してきました - すみっこの記
「FELIZ」とは、毎月第1金曜日に富山市総曲輪の「フランジパニ」というお店で開かれている異業種交流会です。 ...

このふたつの「出会い」を通して3つの「ない」が見えてきました。今日は1日の里帰りの中で私が感じた、3つの「ない」についてお話しします。

物がない

@さんのモレスキンを見せてもらったときに、私は「富山でモレスキンって売ってるんですか?」とお訊ねしました。私は富山に住んでいる間、モレスキンが売られているのを見たことがなかったからです。

多くのライフハッカーたちが愛するモレスキンロディアほぼ日手帳トラベラーズノートといったアイテムは、東京であればLOFTや東急ハンズなどで実際に手に取って中身を確かめ、購入することができます。しかし、富山ではそれらの定番商品でさえ置いている店が少ないのです。

店頭で買えないならインターネットで買えばいいじゃない。そう思われる方もいるかもしれません。しかし考えてみてください、来年のスケジュール帳を買うのに、中身をろくに確かめずに買うことなどできるでしょうか?何より、店頭に置いていなければその商品の存在を知るチャンスすらないのです。

機会がない

東京では毎日のようにセミナーやイベントが開かれ、人脈作りや自己啓発に役立てられていますが、富山では企業という枠を越えた人の繋がりや、対話の場、学びの機会が東京ほど多くありません

それこそ、「FELIZ」や「朝活ネットワーク富山」の活動が活発になってきたこの2、3年でようやくその機会が増えてきたという声がそこここから聞かれました。

富山の異業種交流会を盛り上げる仲間たちへ
 FELIZは【幸せ】を意味するスペイン語です。  リレーションシップスは【繋がり】を意味するので、  あなた自身の「幸せ」と繋がるための場所です ...

朝活 ネットワーク 富山 ~ 交流会 勉強会 読書会 ~
いつもより少しだけ早起きして「朝活(あさかつ)」に参加しませんか? 朝活ネットワーク富山では、朝の時間を有効に活用して “自分磨き”したい人を応援するために、朝活を毎週開催しています。 ...

モレスキンを見せてくれた@さんも「富山でブログセミナーを受けたい」「富山でブロガーと交流したい」と嘆いていらっしゃいました。現在私はある方のセミナーを富山で開いていただこうとしていますが、是非貢献できたらと強く感じました。

理解がない

私は今回富山に帰るにあたって、翌朝のバスに乗って東京に帰るため、一晩実家に泊まりました。当然事前に連絡を入れたのですが、「どうして、何のために急に富山に帰るのか」を両親に説明しなければいけません。そのとき「FELIZがどんなイベントなのか」「私が誘致しようとしているセミナーがどんなものなのか」を理解してもらうのに、かなり長時間の説明を要しました

私は自分の両親を暗愚な人間だとは思っていません。一流の企業で働く、立派なビジネスマンだと思って尊敬しています。そんな人たちでさえ「セミナー」という聞きなれないものに恐れを抱いてしまうことが残念で仕方ありませんでした。

「セミナー」と聞いて身構える人がいるのはどこの地域でも一緒かもしれません。しかし、前述のように「セミナー」や「イベント」の開催数が圧倒的に少ない分、富山では東京以上に理解を得にくいのは間違いありません。

理解を得にくいといえば、「ライフハック」や「ノマド」という言葉もそうでしょう。都市部で編み出されたライフハックが地方でも通用するとは限りません。むしろ、「カフェ」「モバイルルーター」という言葉が出てくるハックは既に通用しないのではないかと私は考えています。

 

いかがでしょう。これらの「ない」こそが田舎と地方を隔てる山脈の正体です。言い過ぎかもしれませんが、これらの「ない」のために、田舎に住む人間は自分から行動するか、さもなくば日常に埋もれるだけの人生を送ることになってしまうのです。

日常に埋もれる生き方も勿論結構です。本人がそれで満足しているのであれば。しかし、尖った衝動を、マグマの如き情熱を心に抱いた人間は、決して満足できないことでしょう。そう、富山の企業に就職しておきながら、東京勤務を自分から志願した私のように。

 

私はこの記事で東京在住者から見た3つの「ない」を語りました。今度は是非誰かに、田舎居住者から見た「○つのほしいもの」を記事にして欲しいと願っています。

ね、@さん。

それでは、また。

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