続・すみっこの記

富山生まれ下請けIT育ちのフリーライターが布団の中からお送りします

【休職日記】Vol.19 世界の終りとメランコリック・ダウナーランド

今日が本当に世界の終わりだったらいいのにと思っていたゆのきです。今日は冬至であることよりも、「マヤ暦の終わり」であることが取り沙汰されましたね。

布団の中でうずくまって「働きたい」「働いてはいけない」「死ぬしかない」「死ぬしかない」と唱えている身としては、正直「とっとと終われってくれよ世界」と思わざるを得ないわけです。

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【休職日記】Vol.0 診断書をもらうまで

【休職日記】Vol.1 さらば職場

【休職日記】Vol.2 休職期間に入りました

【休職日記】Vol.3 実家に帰りました

【休職日記】Vol.4 東京へ戻ってきました

【休職日記】Vol.5 KINGDOM NEETS

【休職日記】Vol.6 延長戦に入りました

【休職日記】Vol.7 炎上ランデブー

【休職日記】Vol.8 休職して1ヶ月半、リハビリ始めました

【休職日記】Vol.9 休職モラトリアム

【休職日記】Vol.10 リハビリ→減薬→睡眠リズム崩壊

【休職日記】Vol.11 「休職おかわり」

【休職日記】Vol.12 ツレもウツになりまして。

【休職日記】Vol.13 激しく復職の予感!

【休職日記】Vol.14 創作噺「顔本」

【休職日記】Vol.15 面談の行方と秋の終わり

【休職日記】Vol.16 そして冬がやってくる

【休職日記】Vol.17 減薬のせい?睡眠リズムがおかしくなりました

【休職日記】Vol.18 命の洗濯を

辞めたいけど辞められない

10月末に予定されていた産業医面談が先送りにされたこと、11月末の産業医面談で復職「不可」と判断されたことはこのブログでお伝えした通りです。

【休職日記】Vol.15 面談の行方と秋の終わり - すみっこの記
「やりたいことだけやっていればいい」状態がもう苦痛になってきました。やりたいことだけやる、ということは、どこにも息抜きがないのと同じです。休憩を挟もうとしても休憩にならない。 ...

【休職日記】Vol.18 命の洗濯を - すみっこの記
人事課長は「復職に焦っているのではないですか?」と訊ねてきました。 ...

最近、先の面談を先送りにされ、面談でもおよそ復職させたがっているとは思えない態度を見せた人事部に対して、ひいては新卒で入ったこの会社自体に対して良い感情を持てなくなってきました。

働けるのに。「働くな」と言われるから何もできなくなるのに。

田舎にいたときは「進学校を卒業して大学を卒業してどこかの会社の正社員になる」というライフモデルしか見えていませんでしたが、いざ東京に住んでみると食っていく方法はいろいろあることに気づきました。また、自分がもっといろいろなこと――着物屋やカフェのアルバイト、WebデザイナーDTPデザイナーなど――をやってみたいのだということも思い知ったのです。

そうなると今のこの会社で生殺しにされている時間が惜しくなってきました。いっそ辞めたい。辞めてフリーターになりたい。しかし、私には辞められない理由があります。

まず、私はこの仕事を辞めると住所を失ってしまいます。私が住んでいるのは会社が借り上げたアパートの一室です。有給が残っていないので、辞表を出せばすぐにでも引っ越さなくてはならないでしょう。しかし、果たして無職・住所不定の女に部屋を貸してくれる不動産屋さんがあるでしょうか。

「地元に戻ればいい」という意見もあるでしょう。しかし地元には仕事が――それこそコンビニのアルバイトですら――ありません。少しでも仕事のある都市部に出るには車が不可欠です。そして何より、一度地元に戻ってしまうと東京に出てくるのは難しくなってしまいます。

死にたいけど死ねない

働きたいのに働いてはいけない。私は仕事のできない人間なのだ。そういう感覚はどんどん私の心を虚無に引きずり込んで行きます。ひいてはベッドから起き上がれなくなり、「死ぬしかない」という息苦しい強迫観念に襲われることになるのです。

しかし、私が死んだら遺族は荷物の処分に困ることでしょう。大量の書籍、大量の薄い本、嵩張るお洋服。それに、ただでさえどこか歪んだあの家庭にひびを入れるのは確実です。そして、何より私は死にたくない。まだ叶えたいことが沢山ある。幸せになって見返してやりたい相手が大勢いる。

滅びそうで滅ばない

1999年7月、ノストラダムスの予言は外れてアンゴルモアは蘇りませんでした。2000年9月、セカンドインパクトは起きませんでした。そして今日、2012年12月21日、マヤ暦が終わっても世界はまだ息をしています。

辞めた後のことや死んだ後のことを考えて悶々としている身では、「いっそ世界が滅んでくれれば楽なのに」と考えずにはおれません。

 

ところで、村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は名作だと思います。どうぞお試しあれ。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

それでは、また。

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