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続・すみっこの記

富山生まれ下請けIT育ちのフリーライターが布団の中からお送りします

より円満な家族生活のための意思伝達ツールの使い分け

私は「かかってくる電話」というものがすこぶる苦手です。というのも子供の頃、祖母が悪徳商法に引っかかって多額の借金をこしらえ、毎日毎日返済催促の電話がかかってきたからです。親のいない時間にかかってくる電話は恐ろしいものでした。

そのため、私は知らない電話番号からかかってきた電話には基本的に出ないようにしています。

また、私は母親が苦手です。うちの母親は基本的には賢しい人だと思うのですが、1度しか会ったことのない私の彼氏をして「天然っぽい」と言わしめる人です。言い回しや気の使い方が絶妙に私の神経を逆撫でするのです。彼女の言葉にイライラするのは私だけではなく、両親が揃うと父はしばしば母をなじっています。家族が顔を合わせると、私と弟妹はいかに父の怒りをそらすかに腐心します。姉弟間で最も屈辱的な罵倒は、怒っているところを「お父さんそっくり」と言われることです。

さまざまな意思伝達ツール

私たち家族はできるだけ互いを傷つけないよう、ストレスを溜めないよう、意思伝達ツールを使い分けてきました。

メッセンジャー・LINE

進学・就職等で家族がばらばらに暮らすようになると、私たちはMSNメッセンジャーを活用するようになりました。メッセンジャーを用いたコミュニケーションのメリットには以下のようなものがあります。

  • 文章での対話であり、口頭でやりとりする必要がない
  • 証跡が残るため、言った・言わないでもめることがなくなる
  • リアルタイムでの意思疎通が可能になる

メインマシンがPCからタブレットに遷ったことにより、メッセンジャーが果たしていた役割はLINEが担うようになりました。

メール

メールでの意思伝達は家族が一緒に暮らしていたときでも行われていました。メッセンジャーを用いるメリットのうち、「リアルタイム性」以外の2点をクリアしていたからです。

「証跡を残す」ということに重きを置いているのは、

  • 母が天然ボケなので文面を誤って解釈してしまうため
  • 父が酔っていると記憶が飛び飛びになるため
  • 証跡が残ると思うとうかつな発言はできなくなるため

などの理由が挙げられます。

電話

電話の受信音がトラウマになっている私たちにとって、電話は最後の選択肢です。例えば「おじいさんが死んだ」というときなどに用いられます。

最近困っているのは、いまだにガラケーを使っていてLINEを使えない母が、すぐに電話をかけてくることです。彼女相手に怒らず、心を平静に保って会話をするには、頓服の精神安定剤2錠の服用を要します。

 

家族のかたちによっては、互いに無理に向かい合おうとするよりも、適切な意思伝達ツールを使い分ける方が得策かもしれません。

 

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